Synopsis

小柄な少女の頭をしわくちゃの手が優しく撫でる。撫でられてる本人は心地よさそうに目を細めうとうとと眠りに転ける寸前、ふと疑問に思ったことを投げかける。

「おばあちゃん、なんであのおやまに行っちゃだめなの?」

大人たちが口を酸っぱくしていつもいう「あの山に行ってはいけないよ」と
行ってはいけないのはわかった。されどどうしてダメなのか。聞いたとしても誰一人として答えてくれない。
物知りなおばあちゃんちゃんなら何か知ってるだろうと、何気なく思ったのだ。

「あの山には神さまがいてね、1人で寂しいから子どもも大人も連れ去ってしまうからだよ」


そのことを聞いたのはいつだったか、数日前のことを思い出してながら、目の前にいる人の形をしたナニカを見上げる。

「こんにちは」

近所のお兄さんのような親しみさえ感じる声色なのに恐怖を感じてしまうのは、表情を知るための顔が色々な模様の紙で覆われているせいだろうか。

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Alphapolis
Alphapolis12/26/2024
  • Current神隠し