Synopsis
そこそこ容姿、そこそこの企業に勤めていることもあり、出会いの機会もそれなりにはあった。
それでも、中学生の頃の初恋がいまだに忘れられず、彼女以上の運命の人と出会うまでは...と思っていたら、いつの間にかこんな年になっていた。
周りはどんどん結婚していき、子供も授かっている友人もしばしば...。
自分だけがあの時代に囚われたような気持ちを抱きつつも、吹っ切れない俺は気の迷いでパパ活アプリなるものをインストールしてしまう。
自分でも情けないと思いながらも、女の子たちの写真を適当にスクロールしていると、ある女の子の写真に指が止まる。
それは...初恋の人にそっくりな女の子だった。
正確に言えば初恋の人を少し大人にしたような感じであり、まさに俺の理想そのものだった。
そうして、その彼女に申請を送ると、話がどんどん進みすぐにデート日が決まる。
数日後、彼女に出会った瞬間に俺は悟った。
これが運命の相手だということを。
それからの時間は実に楽しかった。
まるでタイムスリップしたかのように感じるほど、青春を取り返すべく、彼女との時間を楽しんだ。
しかし、心に残った違和感がぬぐえなかった俺は彼女にとある質問をする。
「...あのさ...天野宮...莉乃...って人と何か関係あったりする?」
「...え?...それ私のお母さんだけど?」
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