Synopsis
図書館の主、謎かけめいた言葉を好んで使う名も無き紳士、〈マスター〉は人間のように振る舞えるが、人間ではない怪異な存在。
そんなマスターを支えるのは、同じく名も無き壮麗の〈助手〉。彼女は和服の似合う大和撫子な女性だが、目は一つで口が二つある特徴的な顔立ちをしている。
この奇妙な二人組が暮らす場所は『怪奇図書館』と呼ばれ、この図書館は名前通り怪奇に属する領域にあり、表の世界で生きる者達には決して物理的に認知されない不可侵の図書館とされ、表の世界では都市伝説の一つとして認識されている。
そんな中でマスターと助手の二人は、この怪奇図書館に時折来訪する客人――あらゆる理の分岐点に迷い、怪奇に足を踏み入れてしまった者達――をもてなすのを趣味としていた。
怪奇図書館の主、マスターは客人が送ってきた怪奇な物語の聞き手となり、ときには導き手となって客人を新たなる道へと送り出す。
これは、数奇な巡り合わせの中で繰り広げられる暗鬱でありながらも、心暖まる怪奇な物語。
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