Synopsis

名探偵としてそこそこ有名な成神尊とその助手にして友人の浮田紘一。この二人の青年は、浮田の地元、青雲町で資産家の殺人事件の調査をしていた。真相にたどり着き、それを関係者に披露しようとしていた矢先、突然警察が乱入してくる。警官の中心にいたのは、浮田の義兄・御舟傑。しかし、二人の仲は険悪だった。 御舟が言うには、事件の容疑者が殺されたという。しかも、それは八年前に青雲町で起きた未解決連続殺人事件――『泣いた顔』事件の犯人によるものらしい。 『泣いた顔』事件とは、被害者のそばに『泣いた顔』のラクガキがペンキで描かれていたり、描かれた紙片が置かれていたりしたことから、同一犯の犯行によるものと思われる事案である。被害者は十人。ほとんどが裏で犯罪を行っていたため、殺害の動機は自警行為と思われている。ただし例外が二名。一人は警官で浮田の父、もう一人は同じく警官で浮田の姉の楓。楓が御舟の妻だった。楓のほうは一命をとりとめるも、いまだ昏睡状態で病院にいる。母の利恵は健在だが、暗く陰気な性格のせいで、息子とも疎遠だった。 母との関係もあり、事件解決を願いつつも、現実と向き合うことを避けていた浮田だったが、ここで友人の成神に事件の解決を依頼する。

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Kakuyomu
Kakuyomu10/30/2024
  • Current探偵は友を弔う