Synopsis
資源枯渇に陥った地球に突如現れた異界たるダンジョン世界。
ダンジョンは出現から二四時間後に消失するが、中より溢れ出る魔物に近代兵器は通用しない。
中を調査しようにも、生身の人間は三分経てば消失する。
外に出た魔物とて同条件だが、人類にとって脅威であった。
転換はヴァーチャル配信者がダンジョンに飲み込まれたこと。
本来なら消失だが、配信で使用するアバターを纏い、魔物の脅威と消失から身を守る。
それだけでなく、現実では絵空事な魔法がダンジョン内限定で使用できた。
生還を契機に、ダンジョンには数多くの資源が眠っているのが判明する。
誰もが電子礼装たるアバターを纏い、ダンジョンに繰り出した。
特に冒険家リーゼルトたる男が、一年以上に及ぶ単独異界探索を記した幻界見聞録は、多くの人々をダンジョンへ駆り立てる。
ただダンジョンは不条理で理不尽だった。
中に入るまで脅威度は不明、体力ゲージを示す端末のバッテリーが0となれば、装備や資源は消滅、死なずとも死の衝動や損傷の記憶は焼き付き、心壊れる者は多い。
それでもと、心折れぬ者だけが探索者(シーカー)としてあり続けられた。
これは探索者イッキと相棒の喋る狼型魔物・うるすけの物語。
ダンジョン由来の病に伏せる妹のため、奮闘と再起を繰り返す探索者の物語である。
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