「うちにもテニス部、作れないのかな? 帰宅部は退屈だよ」
学業は優秀だが部活はおざなりな私立の進学校、永正学園高等学校。夏休み前の球技大会以来テニスにすっかりはまってしまった恵那みのりと、みのりを「僕の嫁」と豪語してやまない清瀬忠のふたりは、プロテニス選手藤井英人を輩出して以来十年も廃部となっていたテニス部を復活させようと旧部室を訪れる。そこで見つけたのは『ドウシテ 殺シタノニ』と彫られたロッカーだった……
テニス部は自然消滅したのではない、何か大きな事件があったのだと直感したふたりは、テニス部復活を阻む学校の過去を明かしていく――
……文武両道なのに隠れオタクの忠と、間抜けなのにどどこか鋭いみのりの、嘘と青春と謎解きの物語。
「The die is cast.僕は最後まで調べるつもりだよ」