Synopsis
各話のあらすじを紹介文に記載しています。
気になった話だけでもご覧いただけますと幸いです。
青くて苦い感情を摘むことはしなかった。
それはいつしか大きく熟し、ほのかな甘さを秘めて赤い実を飛ばす。
私たちが普段食べている苦瓜は、全く熟れていない。熟れていないから苦いのだ。
実った緑の苦瓜を収穫せぬまま育てていくと、それは徐々に熟れ、オレンジ色に染まっていく。
熟れた苦瓜の種は赤く、周囲にゼリー状のものを纏っている。
そしてそれは、驚くことに甘いのだ。
しかしその熟れた苦瓜すらも刈り取らねば、苦瓜は三つに裂けて赤い種を地面に蒔く。
これはそんな、苦くも甘い、溢れてしまった恋の話。
■紫煙にまかれて(大人の恋愛)
夕立の後、少し冷えた空気の中で二人の感情が見え隠れする。二人の関係性は変化するのか…?長い恋の物語。
■日暮らしは鳴く、僕は泣く(学生の恋愛)
ヒグラシが鳴くなか、夏を見つけながら少年少女は歩いていた。少年は少女にある想いを秘めていたが…
■白球の詩(青春)
甲子園は二人の夢で目標だった。夏の校庭には、蝉の声と青春が溢れている。幼馴染の夏物語。
■花火(学生の失恋)
静かに花火をする時は、きっと何かが変わる時。二人に夜の帳が下った。その先にある朝の景色は…
■おわりー蝉の声が消えた日(大人の恋愛)
「紫炎にまかれて」の続きとなります。夏の終わりと秋の始まり。二人がただ、話すだけ。
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