Synopsis

『氷の令嬢』と呼ばれる、水色の瞳と髪を持つ公爵令嬢のユリアーネ。 舞踏会でピンクヘアの男爵令嬢と腕を絡ませた婚約者の王太子アントン殿下に婚約破棄を言い渡されたショックから、日本人男性であった前世を思い出す。 (これって小説『不運令嬢が王太子に見初められるなんて聞いてない〜幸福の指輪と真実の愛』の断罪シーンじゃないか! というか僕女装してるし、拙い拙い拙い! このままじゃ断罪されて首を斬られる運命まっしぐらなんだけど!?) 「だ、だからな、今この時を以て、お前と婚約破棄――」 「――はい、喜んでえええっ!」 勢いよく挙手したユリアーネは、猛ダッシュで逃げ出す。 自分に唯一優しい祖父を頼り、長かった髪を切り、女装男子だった過去もアントンへの恋心も全て切り捨てて、アーネスと名を変え双子の護衛と共に国外へ逃亡することに。 逃亡先は、蛮族の国と呼ばれるゴウワン王国。ヒョロいアーネスだったが、実は祖国で魔物を封じる結界に常日頃魔力を注ぎまくっていたほどの膨大な魔力の持ち主だった。 図らずも、ゴウワン王国は年一度行われる王座決定武闘会の予選の真っ最中。祖父から渡された『力の腕輪』にガンガン魔力を注ぎ込むことで、予選である関所での勝負に勝利。無事に王都入りを果たし、本選への出場権を得る。 王都の酒場で本選参加を祝っていると、屈強な男どもに絡まれてしまう。見事に拳で撃退したアーネスだったが、相手が卑怯な手で反撃してきた。 そこに突如現れたのは、えんじ色の髪の漢、エンジ。男を一撃で吹っ飛ばしたエンジと、運命の出会いを果たす。 「か、かっこよ……!」 不可思議な入れ墨を腕に入れた彼は、どうやら身分が高そうだ。だがアーネスには頑なに教えてくれない。 どこか飄々とした雰囲気のエンジは、アーネスの尋ね人を知っていると言う。 流れでエンジの家に厄介になることになったアーネスは、意外とだらしないエンジをどこか可愛いと思いつつ、新たな生活をスタートさせる。 本選を勝ち進んでいく内に、徐々に縮まっていく二人の距離。だが、祖国は魔物を封じる役割を担っていたアーネスを未だ探していて――? ルビーファンタジー小説大賞に向けて書いた、愛を知らない蛮族の国の漢x筋肉に憧れているヒョロガリ元女装男子のファンタジーBLです。 ハピエン、R18シーンは非公開。

Serialization Info

Web Novel

Service languages
Kakuyomu
Kakuyomu08/31/2024
  • Current悪役令嬢だった僕は、蛮族の国で拳で人生を切り拓く(予定)