Synopsis

運ばれてきたパンケーキを前にして、そのひとは頷いた。 「ちいさな踵の持ち主たちが踊った跡じゃないかな。きっと、おいしそうな舞台だったんだよ。それが怖いというのなら、好きなもので上塗りしてしまえばいい」  座ったまま身を乗り出して、そのひとは小瓶に手を伸ばす。 「蜂蜜とメープルシロップ、どちらがいい?」  口をあけられることを待っている小瓶で両手をふさいで、悪戯をしかけるかのように、そのひとは問いかけた。

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Kakuyomu
Kakuyomu04/23/2019
  • Current蜂蜜とメープル