Synopsis

運動も勉強も性格の悪さも完璧と三拍子揃った傲慢なイケメン、栗枝鈴之助には実は裏の顔があった。それは、殺し屋、怪盗、探偵、ダークヒーロー……などではなく、配信者「クリエイター木村」としての顔だ。  自身が作ったゲームを生放送でネット上に流す……と言った割と手間のかかる事を趣味としていた。  ちょっと学べばなんでもできてしまう彼は、ゲームのプログラムもイラストも音響も声優もシナリオも、全て自分でこなして一つのゲームを作っていた。  その完成度はそこそこ高かった事もあり、一定のリピーターがいる程度の人気は誇っていた。  ……だが、そんな彼の配信にひょんなコメントがひとつ。それは……「自分で作ったゲームを自分でプレイしても今ひとつ盛り上がらないのではないか」と言うことだ。  それはその通りだ。何せ、全てを知っている分、驚きのリアクションも「え、そうなる?」といったトラブルもないのだから。  それを真摯に受け止めた彼は、集めることにした。自身の作ったゲームをプレイしてくれるプレイヤーと、そして自身にはない発想やヒントを与えてくれる仲間を。  集まった仲間達は、クラスメイトのギャルっぽい陽キャラと、鈴之助が使用している図書室の図書委員。  しかし、なんでも出来るが故に出来ない人の気持ちが分からない鈴之助の唯一、苦手なことが人間関係であった。  そのため、集まった二人は鈴之助の身勝手な言動に振り回される。特にデリカシーが欠如しており、彼の一言一言にヤキモキさせられてしまう。  そんな中でも、彼女達は気付いた。彼は決して勝手なだけではない。ただ正直であり、中途半端にはぐらかすようなことをしないだけであることを。  これは、そんな彼らが「クリエイター木村」というコンテンツを盛り上げるために笑って怒ってツッコミを入れる青春の物語である。

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Kakuyomu
Kakuyomu02/17/2023
  • Currentギャルと根暗と後輩と配信と。