Synopsis

ヨシュアは妖精を始祖に持ち、魔術師の生まれるラバン王国の王弟だ。 志龍王国は、大陸で一番大きな国であり、国土の隅々まで龍王が与える水の加護が行き渡って、豊かに栄えている。 志龍王国は豊かであるがゆえに領土を捧げられて、国土を諍いから守れなくなっていた。ラバン王国の魔術騎士団の団長だったヨシュアは、志龍王国の水の加護を与える尊い龍王と政略結婚をする。龍王は幼いころに病で子種をなくしているので、伴侶に関しては男女を問わないと言い渡してあった。 結婚式前の顔合わせで龍王はヨシュアに言う。 「あなたを愛するつもりはない」 それに対して、ヨシュアの反応は冷ややかなものだった。 「アクセサリーを愛するなんて、あなたは変態なのですか?」 険悪に始まった結婚生活だったが、龍王が痩せて顔色も悪いことに気付いたヨシュアが聞いてみると、龍王は幼いころに叔父夫婦から毒殺されかかったせいで度重なる毒見で冷え切ったものしか出されず、食欲もなく、夜は警護の兵士が部屋にいるので気配で眠れないのだという。 見かねたヨシュアが魔術で毒を感知できるので一緒に食事をして、魔術騎士として守れるので同じ部屋で眠るようになると龍王は態度を軟化させてヨシュアを受け入れようとする。 その間に、龍王を狙う呪術師の呪いの矢の攻撃があり、龍王はヨシュアに守られながら龍の本性に戻ってそれに対処する。 呪術師は龍王の命を危うくして、龍王の妹、梓晴の結婚を早めようとする狙いのようだった。 呪術師を雇ったものを探していると、代々宰相を出す四大臣家のうちの黄家が怪しいということになって、ヨシュアは自ら乗り込んで黄家の当主の弟を捕らえる。 そのころには龍王はすっかりとヨシュアに心を許し、愛を乞うようになっていた。 新婚旅行でラバン王国との国境を目指し、友好を深めていく二人。 しかし、ヨシュアには家族と侍従として連れて来た乳兄弟のネイサン以外知らない秘密があった。 ヨシュアは先祖返りの妖精で、千年を超す年月を生きる運命だった。もしかすると何千年もの年月を生きるかもしれない。 龍族の龍王は二百年から五百年の間しか生きることができない。 葛藤の後にそれを龍王に告げると、龍王はヨシュアに、龍族は生まれたときに握っているという玉を捧げるという。玉を捧げられたものは、同じ寿命を生きることになるのだ。 龍王の覚悟にヨシュアも心を許し、玉を受け取り共に長い生を生きていくことを誓う。 共に千年を超す寿命を持つ運命になった龍王とヨシュアは、三百年間龍王と王配を務めたら旅に出ようと約束する。 そのことと自分の秘密を龍王の母親である前王妃と妹の梓晴に伝えて、ヨシュアは龍王との愛を確かめ合うのだった。 ※奇数話が龍王(攻め)視点、偶数話がヨシュア(受け)視点です。 他サイトにも掲載しています。

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Kakuyomu
Kakuyomu07/30/2024
  • Current龍王陛下は最強魔術師の王配を溺愛する