Synopsis

21世紀中盤、世界の政治学では純粋な民主主義は古い体制とされつつあった。

 新たに台頭した体制は「民選君主制」と呼ばれ、その内容は選挙によって君主を選び国家の情勢や市民生活が「法に依(よ)らない判断」を必要とした時のみ、それらに対する君主の強制介入を許すとしたものだった。

 いち早くこの体制を取り入れたアメリカは大統領府、議会、裁判所による「権力の分散統治」と強い倫理観をもった君主による「権力の集中運用」の双方を実現したことによりさらなる発展を遂げる一方で、いまだ多くの問題を解決できずにいた。

 その頃、コネティカット州スタンフォードで暮らす黒人少女ルーシーは気が強い一方で英文詩を愛する変わり者として周囲に知られていた。

 海兵隊員である父親と安定した生活を送っていたルーシーだが、父が戦死したことにより一転して孤児となってしまう。その後、数奇な人生を経てアメリカ合衆国君主として即位した彼女は苦難と重圧の中で決断力溢れる女王へと成長していくこととなる。

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Alphapolis09/22/2024
  • CurrentThe pax Regina(ザ・パクスレジーナ)