Synopsis
【犯人が見たバーベナは何色だったのか?】
春から秋まで咲き続けるバーベナ。桜の花びらのような可憐な姿。ケルト人はバーベナに呪術の力を見出していた。魔力の意味も持つこの花は、キリストが処刑されたゴルゴダの丘にも咲いたという。バーベナの花の色によって、その意味も変わってくる。白は祈り、赤は団結、ピンクは家族の愛、そして、紫は同情と後悔。犯人が見たバーベナは何色だったのか?
同じ部活の同級生から無視されはじめた花井隆太郎。イジメっ子の中心人物、拝島和也は一之瀬正治のこともイジメていた。ある日、体育の時間に花井の弁当が誰かに食べられていた。その様子を密かに撮影した一之瀬。お弁当を食べた犯人は拝島だった。
一之瀬は、被害者の花井・担任の谷垣にこの動画を送った。
その夜、この動画が編集加工されテロップ付きで、ネットに公開された。
拝島は朝方に、自宅アパートから飛び降りた。命に別状はなかったが、
その後拝島は行方不明に。
イジメられる側には原因はない。そこにあるのは、イジメる側の不条理な理屈。
ただ、この不条理な理屈にもし向き合えるだけのものがあるかもしれない。
筆者のイジメられ体験をもとに、イジメる側の何か、得体のしれないその動機
のようなものを見つめた物語。
Serialization Info
Web Novel