Synopsis
「高校三年間、ずっと貴方の事を見ていました」
ある春の日、空き教室に呼び出された俺──上杉巧は園崎真央に告白された。
「いつも優しくしてくれる貴方が好きです! 私と付き合って下さい!」
顔を真っ赤にしながら、園崎は頭を下げる。
俺はというと、彼女の姿を見る事で精一杯だった。
心臓が早鐘のように鳴り響く。
長い沈黙が俺達の間に流れる。
俺は覚悟を決め、沈黙を破ると、返事を待ち続けている彼女に疑問の言葉を投げかけた。
「……さっき入学式終わったばかりだよね?」、と。
Serialization Info
Web Novel