Synopsis

僕の名前はピーター・ワイズランド。 母親は僕が物心つく前に、この世を去っていて今は父親とふたり暮らし。 父親は某有名銀行の偉い地位にいる人・・・らしい。 父親は毎日忙しくしていて、僕が学校へ出かけてた時、僕が家を出る前に、 先に仕事に出かけて行く・・・そして帰ってくるのも、僕が寝てから・・・。 父親とは銀行が休みの時、たまに顔を合わす程度だった。 そんな楽しくもない暮らしに夢も希望も持てなくて、いつしか僕の心は 少しづつ歪み始めた。 笑わない・・・起こらない・・・感情をすべて殺した少年。 父親と会っても、ろくに返事もしない。 言葉も交わさない・・・。 父親に見放されたように暮らす僕の心の中に少しづつ、雪のように降り積もって 行く。 悲しみや苦しみ・・・妬み、憎悪、孤独、寂しさ、切なさ・・・悪魔はそういう感情が好きらしい。 そんな心の闇を餌にしようとある夜を境に僕の部屋に悪魔がやってくるようになった。 最初に僕の前に悪魔が現れた時はさすがに驚いたが、その悪魔はなにかを する訳でもなくただこう言って去っていった・・・。 「俺はベルゴルス・・・おまえがもう少し、大きくなったらおまえの、 その心の闇をもらいに来るからな」 って・・・。 僕は悪魔に心を乗っ取られて、空っぽになって抜け殻になって生ける屍に なるはずだった。 最初の悪魔が現れた次の日だった。 ひとりの修道女キャトルヴァンディスが僕の家を訪ねてきた。

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Kakuyomu
Kakuyomu08/22/2024
  • Current僕のキャトルヴァンディス。