Synopsis
その男には怖い物など無かった。
ホラー映画を見ても、暗い夜道を歩いても、愚連隊に囲まれて喧嘩を売られても、持ち前の胆力と腕っぷしでどうにかしてきた。
そんな男が話題のホラー映画を見て、全然怖くない事にがっかりしながら嘆いた。全然怖くないじゃないかと。
「もし、本当に怖い世界を覗いてみないかえ?」
映画館の出口で男は、まるで幽霊のように痩せ細った老婆に声をかけられる。「望むところだ」と意気込んで、彼がくぐったゲートの先にあった世界とは……?
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