Synopsis

ベランダに出て、煙草を吸う。ねっとりと肌に絡みつくような湿気と熱気に、眉をひそめる。半開きにした窓の中からは、かちゃかちゃと食器が触れ合う音や、水の流れる音が聞こえてくる。姉が、料理をしているのだ。  熱帯夜だった。俺は、姉に吐き捨てたい衝動を抑え込む。  俺に襲われるとか思わないの?  分かってる。俺にはもうそんなことはできない。姉を、もう踏みにじれない。姉だってそのことは承知で俺を呼ぶのだろう。夫がいない、一人きりの晩には

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Kakuyomu
Kakuyomu07/29/2024
  • Currentママと娼婦