Synopsis

とりあえず両手は縛られてないので、這うように部屋を動いてみる。と言っても、何もない部屋だ。どこかに自分の身を助けるようなものがあるとは思えないほど、何もない。ただの白い立方体の空間に、真っ白な光を落とす人工的な明かりとどこに繋がっているのかも分からないドアがひとつあるだけだ。時計もないから、時間も分からない。窓もないので、朝か夜か、大雑把な時間さえも分からない。

Serialization Info

Web Novel

Service languages
Kakuyomu
Kakuyomu08/03/2024
  • Currentげんし