Synopsis

ねえ、タカ君。 私はもう存在していないって知っている? 私が「人間」じゃなくて、神様の子どもだってことを。 あなたと会えた日から、いつも思ってた。 いつかこうなる日が来るだろうな、って。 いつか、今日という日が無くなるんだろうな、——って。 何もなかったことにはしたくないんだ。 あなたと出会えたことを、なかったことにはしたくなかった。 でも、もう行かなくちゃいけない。 星が降るのを止めなくちゃいけない。 きっと、もう、間に合わない。 だけど—— あなたと過ごせた日々のことを、世界に置いていくことはできない。 私は最初からどこにもいなかった。 それが「運命」なら、私たちが立ち止まれる場所は、もうどこにも残っていない。 たとえ抗うことができない時間が、明日の世界に続いているとしても、きっといつか、あなたと再会できる日が来ることを願っている。 失われた記憶の底で、いつか、雨が止む日が訪れたとしても。

Serialization Info

Web Novel

Service languages
Kakuyomu
Kakuyomu06/09/2024
  • Current366日
Every Star
Every Star06/09/2024