Synopsis

身寄り無し、食べ物なし。財産は、檻と血と齢十五の身ひとつ。 細々と十年間、少女・イロハはどうにか討伐対象たる『怪人』を食い殺して生きてきた。 如何に血を浴びようと白い肌。歳月の数だけ伸び呆けた白髪。 その身に唯一育まれた『畏能』。 いずれも貧民街にあるまじき、異物にして例外。 三色寝床付きなのに不満をボヤく周囲に染まらず、その紅眼はボンヤリ不思議げに眺めてさえ居る。 『生きているだけ、皆えらい』――を地で行く、地中に埋没したレベルに低いハードル。 しかしある日。その脳天気さえ目を剥く事態に見舞われて――。 ――――違いを知り、己を知る。 喰らう事、望む事。 これは、穢れを受け入れ、進むヒトの物語。

Serialization Info

Web Novel

Service languages
Syosetu wo Yomou
Syosetu wo Yomou03/24/2024
  • Current『ヒト』それぞれにPSYはある