Synopsis
夏は僕たちを冷たくする。
僕たちは夏に覆われる。
僕と真昼は双子で、だから終わりまでずっと一緒なのだと信じて疑わなかった。あの夏がやって来るまでは。
地面に叩きつけられ、ひしゃげたように曲がった身体。身体中の血が惜しげもなく流れ出るように広がっていく、あの様。灼熱のアスファルトの上で、その双眸は空を仰ぎ、まだ太陽の光に閉ざされて耀いていない白い月を見つめていた。
あれは真昼?それとも、僕?
僕たちの時間は永久に戻らない。
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