Synopsis

夏は僕たちを冷たくする。 僕たちは夏に覆われる。 僕と真昼は双子で、だから終わりまでずっと一緒なのだと信じて疑わなかった。あの夏がやって来るまでは。 地面に叩きつけられ、ひしゃげたように曲がった身体。身体中の血が惜しげもなく流れ出るように広がっていく、あの様。灼熱のアスファルトの上で、その双眸は空を仰ぎ、まだ太陽の光に閉ざされて耀いていない白い月を見つめていた。 あれは真昼?それとも、僕? 僕たちの時間は永久に戻らない。

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Kakuyomu
Kakuyomu11/09/2022
  • Current真昼の月が輝く頃に。