Synopsis

再テストさえ合格すれば終われる補習で、荒牧は最後の一人まで残っていた。ようやく帰ろうとした渡り廊下、ふと学校に響く“夏休みの音”へ耳を傾ける。 ──ペタリ、ペタリ。そこに迷い込んでくる足音。 「なんで荒牧がいんの?」 顔を上げた時には、先ほどまで聞こえていたものが嘘みたいに消え、彼女の声だけが荒牧の胸に届いていた。 この場所で過ごす最後の夏。炭酸が今、走り出す。

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Kakuyomu
Kakuyomu01/31/2022
  • Current甘さの決まる夏