Synopsis
その日ぼくは、すべり台の上から驚くほど大きな月を見た。
呆然としていて、うっかりすべり台から転げ落ちる。
転げ落ちる途中、何度も頭を打ったけど痛くなかった。
『死んじゃうのかな』
まあしょうがないか、なんて思ってると後ろから声がした。
「ちょっと、ちょっと。せっかく助けたのに、なんか君、人生にあっさりしすぎじゃない?」
これは、月とぼくの物語。
世界から月の影が消えた短い間の、ぼくとあの子の物語。
※この作品は武頼庵様の2023年秋企画『月(と)のお話し企画』参加作品です。
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