Synopsis

秋風の吹く、満月の夜だった。幼馴染の手を固く握って、行列の中をひたすらに走っていた。手のひらから伝わる体温が熱い。彼女は真夏の太陽のよう。鬼たちの間をするする駆ける、かわいい背中を追いかける。提灯や屋台から漏れる薄ら明かりが、その輪郭をだんだん曖昧にした。暁に似ていた。そういう夢を見ていた。

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Kakuyomu
Kakuyomu08/22/2023
  • Current猫に暁