Synopsis
ある日、仕事に疲れてふと見上げた青空があまりに綺麗で、デパートの屋上まで来ていた。
子供連れの家族で賑わう喧騒から逃れようと、片隅にある倉庫の裏手へ。
そこには古びたベンチがひとつ。
そして、一人の女の子がひとり。
「……ん」
彼女は踵を返して帰ろうとする俺を引き止めて、ベンチを進めてきた。俺はそれに導かれるように腰をおろす。
名前も年齢も分からない彼女との、気楽でのんびりした時間。
いつしか、それが何物にも替えがたい時間になっていった……。
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