Synopsis

俺はしがない平民の子。ちょっと親には捨てられちったけど、未来ある子供。どうにか生きていけるだろう。
そう思ってた時期もありました。





あの日。俺はただ、いつものように孤児院のみんなと走り回って遊んでただけだった。走って転んで泥だらけになって。疲れたからブランコしてた。

ある程度の高さまで漕いでいい気になってたというのもある。そんな時、孤児院の子供の誰かがこう言ったのだ。
《そこからジャンプして着地出来たらカッコイイ!》って。馬鹿な俺はカッコイイならと実行した。
いや。実行はしてない。実行しようとして手を離すタイミングを間違った。間違ったせいで落ちた。

背中から落ちて木の枝にかけているロープが見えた。その木からこぼれ落ちる光も。
そして背中と頭を打ってやっと落ちたことを実感した。

目の前をブランコがビュンと駆け抜けていくのを見て何かを思い出しかけた。
なんだったっけ。なにか大事なこと。

…大事なこと。とにかく立ち上がろうとして頭を上げたところにもう1回ブランコが額に激突した。その衝撃で思い出したのだ。

━━━━あ。ここ、BLゲームの世界じゃん。



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Alphapolis
Alphapolis07/25/2023
  • Current必ず死ぬキャラに成り代わった俺のはなし