Synopsis
「君をここから出すことに決めた。もうこれ以上この関係を続けていく理由はないと思ってね」
何やら楽しそうな表情でそう話をするのは、私の婚約者であるリヒト男爵。婚約破棄を告げながらこんな楽しそうな様子であるからには、きっとなにか裏があるのだろう。
「…私はこの王宮から追放されるということでしょうか?」
「そういうことだ。残念ながら、もう私の意思は固いのだ。君に今更何と言われようとも、この決定を覆すことはないだろう」
それがあなたの意思だというのなら、私がいまさら何を伝える必要もないのでしょう。結局最後まであなたの気は変わらないようでしたが…
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