Synopsis
【完結済】記憶喪失の青年×魔眼を持つ少女が送る、ライトミステリー! 特殊な力を宿した瞳『魔眼』。そんな魔眼を継ぐ一族『秘見弥』の名を巡る事件に、<記憶喪失の青年>足桐 蒼起と<魔眼を持つ盲目の少女>秘見弥 凍は、共に見失ったもの同士、手を取り合い、何を見つめることになるのか――。 ふたりが招待され向かうことになった『夢占いの館』。歪んだ洋館で巻き起こるは、復讐と支配に彩られた事件の開幕。二重に仕組まれた密室殺人事件で――⁉ 全ての謎が繋がり真相が見えたとき、彼女の瞳は輝き魅せる。彼女はその眼で語る、真実へと至る魔眼推理を――! ◇◆◇◆◇ ※以下、公募用のあらすじのためネタバレが含まれます。 『第30回電撃大賞用あらすじ』 記憶喪失の青年、足桐 蒼起が唯一忘れられなかったのは、秘見弥 凍という『魔眼』を持つ盲目の少女のこと。特殊な力を宿す瞳『魔眼』、その魔眼を継ぐ一族『秘見弥』の名を持つ彼女は、人の心に干渉する力を両眼に宿す。 足桐医院で入院居候生活をする二人は、共に見失ったもの同士、手を取り合って暮らしていた。だが、蒼起は『秘見弥』の名が残った遺書が見つかる一件をきっかけに、記憶を失くした自分が彼女にとって何で在ったのかと悩みはじめる。 世に出てくる魔眼の力を追っていた凍は、その一件で知り合った男性に『夢占いの館』と呼ばれる占いの館へ招待される。彼女の杖として蒼起も同行することになるのだが、二人を待っていたのは、二重に絡んだ密室殺人事件だった。 殺人の罪を擦りつけられた凍を救うため、蒼起は居合わせた刑事の手を借りて、仕組まれた事件に挑むことに。さらに発生する第二の殺人事件をきっかけに、詐欺組織の名が浮上して、夢占いの館にある歪んだ支配が浮き彫りになっていく。 事件を読み解く蒼起に、凍は魔眼の力でそこに在る人々の想いを語り、二人は館で起こった殺人事件の真相を見極める。そうして、事件を解決して見せた二人は、館を包んだ魔眼に纏わる虚しき支配を打ち砕くのだった。 その後、蒼起の前に『秘見弥』の名を持つ女性が現れる。事件の裏で糸を引いていた彼女ら一族は、『秘見弥』にとって邪魔だった詐欺組織を潰すため、『秘見弥』から追放した凍のことを利用したのだった。 事件に真っ向から挑み、『夢占いの館』を救った凍の想いを歪ませないために、蒼起は事件を通して見つめ直した覚悟を女性に宣言する。 ただ、その折に教えられた真実は、蒼起の記憶喪失に潜んでいた受け入れがたいものだった。二人の家族が『秘見弥』に消された過去、その末に蒼起の記憶を消すことになった事実を、凍はその眼で語る。 そこにある彼女の覚悟までをも受け止めた蒼起は、自分自身を見つけて、これからも一度見失った者同士、彼女と共に在り続けることを決意したのだった。
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